「ペーパーが苦手」は能力不足ではない
小学校受験コースの野口です。小学校受験の準備を進める中で、「うちの子はペーパーが苦手で..」というご相談をいただくことがよくあります。しかし、ペーパー学習が苦手なお子さまの多くは、能力が不足しているのではなく、「苦手意識」を持ってしまっているケースが少なくありません。
そのため、塾と保護者の声かけがとても重要になります。
結果ではなく努力や姿勢を認める
まず、意識していただきたいのは、結果だけを評価しないことです。「また間違えたの?」「どうしてできないの?」という言葉は、お子さまの自信を失わせてしまいます。一方で、「最後まで頑張って取り組めたね」「前より集中できたね」など、取り組む姿勢や努力に目を向けてあげることで、お子さまは安心して学習に向かうことができます。
また、ペーパー学習は長時間続ければよいというものではありません。特に幼児期のお子さまは集中力が長く続かないため、同じ内容を繰り返し行うと飽きてしまい、「勉強はつまらないもの」という印象を持つことがあります。
そのため、ペーパーばかりを続けるのではなく、工作や積み木、しりとり、絵本の読み聞かせ、季節の体験なども取り入れながら学習を進めることが大切です。例えば、数の問題が苦手なお子さまであれば、お菓子を数えたり、買い物で個数を確認したりと、日常生活の中で楽しく学ぶ方法もあります。
短時間で区切りながら学習習慣を育てる
また、短時間で区切ることも効果的です。30分集中できない場合は、10分学習して少し休憩し、別の活動を挟んでから再び取り組むという方法でも十分です。お子さまが前向きな気持ちで学習を続けられる環境を作ることが、結果として学力の向上につながります。
小学校受験では、単に問題を解く力だけでなく、最後まで諦めずに取り組む姿勢や学ぶことへの意欲も大切です。苦手な分野があったとしても、周囲の大人が焦らず温かく見守り、お子さまの小さな成長を認めていくことで、自信を持って学習に取り組めるようになります。
お子さまの「できた!」を増やしていくために
お子さま一人ひとりのペースを大切にしながら、楽しさを感じられる学習を心がけていきましょう。無理に同じことを続けるのではなく、さまざまな活動を取り入れながら、お子さまの「できた!」を増やしていくことが何より大切です。