面接で大切なのは「暗唱」ではない
小学校受験コースの野口です。私立小学校の受験がいよいよ始まる時期となりました。受験を控えているご家庭では、願書の準備や面接練習、これまでの学習の振り返りなど、何かと慌ただしく過ごされているのではないでしょうか。
小学校受験では、ペーパーテストや行動観察だけでなく、面接を重視している学校も多くあります。面接が近づくにつれて、「どんな質問をされるのだろう」「きちんと答えられるだろうか」と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
面接対策というと、「質問されたことにしっかり答えられるように練習すること」を思い浮かべる方も多いでしょう。もちろん、質問に対して自分の言葉で答える練習は大切です。しかし、面接で大切なのは、用意した答えを上手に暗唱することだけではありません。
相手の話をよく聞く
まず大切なのは、相手の話をよく聞くことです。
質問を最後まで聞かずに答え始めてしまったり、質問とは違う内容を答えたりすると、せっかく練習してきたことを十分に伝えられないことがあります。普段の生活の中でも、「お話をしている人の方を向く」「最後まで話を聞く」「聞かれたことに答える」という習慣を意識してみましょう。
自分の言葉で話す
また、自分の言葉で話すことも大切です。
「好きな遊びは何ですか?」「幼稚園で楽しかったことは何ですか?」など、さまざまな質問がされます。その際、完璧な文章で答える必要はありません。少し言葉に詰まったとしても、自分が経験したことや感じたことを、自分なりの言葉で伝えることが大切です。
そのためには、日頃から親子で会話をする時間を大切にしましょう。「今日は何をしたの?」「どうしてそう思ったの?」と会話を広げることで、自分の経験や気持ちを言葉にする機会が増えていきます。
保護者の方の姿勢も大切
そして、面接では子どもだけでなく、保護者の方の姿勢も大切です。学校の教育方針を理解したうえで、家庭で大切にしていることや、お子さまの成長について具体的に話せるようにしておきましょう。
直前期は「積み重ねを発揮する」ことを意識して
受験直前になると、つい「もっと練習しなければ」と焦ってしまいがちです。しかし、今から新しいことを詰め込むよりも、これまで積み重ねてきたことを落ち着いて発揮できるようにすることも重要です。
面接では、完璧な受け答えを目指すのではなく、相手の話を聞き、自分の言葉で伝えることを意識してみてください。毎日の何気ない親子の会話や生活の積み重ねが、本番で自分らしく受け答えするための力につながっていきます。